気楽に気ままに

沢登りやキャンプなど、一年を通して自分のペースで気ままに遊んでいます。奥美濃や鈴鹿を中心に沢登りをしています。

藤波谷(揖斐川支流)沢登り

連日猛暑が続くお盆の初日に揖斐川支流の藤波谷へ。前日にYさんと話していて、ぼくが昼までなら沢に行けるということで近場で短い沢を探してた。地形図を眺めてると藤波谷が目に入りそこに決定ー特にたいして調べてないけど、まあそれはそれで良いかな。

 

8月10日、藤波谷登山口付近に駐車し7時30分遡行開始。駐車してすぐに入渓。

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入渓して少し歩くと1つ目の滝が。2段8メートルくらい。ちょっと取り付いてみるが、全体的にヌメッていてやらしい‥足掻いてみたが完敗し右岸から巻き。

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沢に戻るのがちょっとやらしそうだったので懸垂下降。下から見たら少し歩けば普通に巻けました。

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その後はゴーロ歩きが続く。蜘蛛の巣の量が異常なくらいあり、先頭を歩くとなかなかのストレスであった。枝を片手に綿飴を作るようにして処理していく。

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少し歩くと目の前に大滝が。10メートルくらいであろうか。素晴らしい滝だ。ただ滝の右手にちょっとクラックがありそれを使って登れないか考える。とりあえず無理しすぎず行けるところまで頑張ったが、やはり無謀‥左岸より巻く。

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巻きながら沢を覗くと先程巻いた滝の奥に、いかにも登れなそうな滝が続いていた。しかも両岸は崖で巻こうにも厳しそう‥登れなかったが、登らなくて良かったと思った。

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沢を左手に見ながら巻いていく。懸垂下降なしで沢に降りれた。沢に戻りまもなくすると5メートルほどの滝が現れた。これは水流左から登る。

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抜け口が少しやらしかったか。Nさんないす。

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その後はゴーロ歩きが続き小滝がちょこちょこと現れる。

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10時頃に530付近の二股に着く。ここで右からの支流に目をやると、30メートルはありそうな連ばく帯が見えた。あれはすごい!!登りに行きたい!と強く思った。近いうちに挑戦したい。

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その後はまたゴーロと小滝の連続である。小滝も簡単なものからちょっと苦労するものもあり、楽しませてくれる。正直あまり期待していなかったから、良い意味で裏切ってくれた。

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この滝は左岸の壁を登ったらかなり古い残置のハーケンとスリングがかかっていた。
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10時50分頃に8メートル程の滝が現れた。これは右岸から容易に巻けそうであったが、なんとか登れないかといろいろ検討していると、Nさんが右壁に登れそうなラインを見つけていた。ハンドサイズのクラックが上部まで伸びており確かに行けそうだ。今までやらしい滝は巻いていたので、ここはなんとか登りたいと、変な登攀欲がでた。

ロープを出していざ登攀。思ったとおりハンドジャミングが良い感じで決まりなんとか突破。良い緊張感で登れて気持ちよかった。

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11時40分頃に800付近の二股に到着。本流は右股であるが、この日は13時30分からラグビー日本代表の試合が生中継でやる日であった。それについてはNさんに事前に話しており、お互い納得した上で左股に進んだ。

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左股を進みしばらくするの沢の真ん中にとても立派な大木が。なんの木は分からないがこれは素晴らしい。ずっと昔からこの沢の真ん中で育ち続けていることに感動した。

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そんなこんなで12時頃に896付近の稜線に到着。同じピークに向けて登る大蔵谷は、詰めで激しい藪漕ぎをさせられたが、今回は藪漕ぎはなくすんなり稜線にあがれた。同じピークを目指すくらい近いのになぜこんなに違うのか不思議でたまらない。

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その後軽く休憩した後装備を解除し下山。藤波谷の登山道がきれいに整備されており、歩きやすい。僕らの知らない所で整備してくれている人には本当に感謝しかない。

13時15分頃に駐車場に到着。沢登り中や下山したては涼しくて気持ちよかったが、やはり下まで来ると汗が止まらない。

この暑さが続くうちにまだまだ沢に行きたいものだ。